150~550kWエアーコンプレッサー対応 電磁式強力ドレン自動排水器
中・大型エアーコンプレッサーのドレン抜きで、ドレントラップへの不信感から手動ドレンバルブを微開またはオリフィスでドレンと圧縮空気(99.99%以上)を抜いている方。ドレントラップの故障で圧縮空気を出放しの状態で使用している方。
「ウルトラドレックス550」を設置することで、大幅な省エネを図ることができます。
年間約430万円※の省エネになります。
2016年3月 型式変更 UDX550-1/2→UDX550A-1/2
※放出箇所10箇所で各2台(インタークーラー・アフタークーラー)計20台使用した場合の省エネ額です。
省エネ額の詳細は、下記の「エアーロス試算例」を参照してください。
ドレントラップに対する不信感で、約5,500万kWh/年(約1,600世帯/年)の電力量が無駄になっています。
- 均圧管不要で、エアーロス無く確実に長期間ドレンを排出
・一定時間(1~2分可変)ごとに1秒間弁を開いて、ドレンを確実にセンサー室に呼び込みます。(特許取得済)
(他社製のものは、均圧管、または本体から微小エアーを放出して、ドレンを本体に呼び込んでおります。)・上限・下限センサーを装備し、上限センサー位置で溜まったドレンを、下限センサー位置までエアーロス無しで確実に排出します。
- 防水・防塵構造
制御部は防水・防塵(JIS C 4034 IP65相当)構造になっています。 - 安全排出機能搭載
万が一センサー機能が失われた(センサー断線)場合、タイマーサイクル排出モードに切り替わり、一定時間のサイクル時間で一定時間の排出を行います。(ドレン呼込サイクル時間毎に25秒間排出) - 標準取付部品付
取付部品が付属されていますので、現在ご使用中のエアーコンプレッサーに簡単に取り付けることができます。
エアーロス試算例
<試算例1> 電動機出力450kW、手動ドレンバルブ微開(オリフィスφ4相当)
- 稼働時間10時間/日、稼働日数250日/年
- インタークーラー 圧力0.2MPa、排出量0.44m3/分、ドレン孔オリフィスφ4
- アフタークーラー 圧力0.69MPa、排出量1.16m3/分、ドレン孔オリフィスφ4
- 電気代17円/kWh、電動機効率90%
- 電動機出力450kW、吐出空気量80m3/分
①圧縮空気費用
(電気代×使用電力÷電動機効率)÷(吐出空気量×1時間)
=(17円/kWh×450kW÷0.9)÷(80m3/分×60分/時間)=1.77円/m3
②インタークーラーのエアーロス金額
空気排出量×1時間×作動時間×1m3当たり単価
=0.44m3/分×60分/時間×10時間/日×250日/年×1.77円/m3=116,820円/年
③アフタークーラーのエアーロス金額
空気排出量×1時間×作動時間×1m3当たり単価
=1.16m3/分×60分/時間×10時間/日×250日/年×1.77円/m3=307,980円/年
④年間エアーロス金額
②+③= 116,820円/年+307,980円/年=424,800円/年(約43万円)
<試算例2> 電動機出力200kW、オリフィスφ2微開
- 稼働時間10時間/日、稼働日数250日/年
- インタークーラー 圧力0.2MPa、排出量0.11m3/分、ドレン孔オリフィスφ2
- アフタークーラー 圧力0.69MPa、排出量0.29m3/分、ドレン孔オリフィスφ2
- 電気代 17円/kWh、電動機効率90%
- 電動機出力200kW、吐出空気量40m3/分
①圧縮空気費用
(電気代×使用電力÷電動機効率)÷(吐出空気量×1時間)
=(17円/kWh×200kW÷0.9)÷(40m3/分×60分/時間)=1.57円/m3
②インタークーラーのエアーロス金額
空気排出量×1時間×作動時間×1m3当たり単価
=0.11m3/分×60分/時間×10時間/日×250日/年×1.57円/m3=25,905円/年
③アフタークーラーのエアーロス金額
空気排出量×1時間×作動時間×1m3当たり単価
=0.29m3/分×60分/時間×10時間/日×250日/年×1.57円/m3=68,295円/年
④年間エアーロス金額
②+③= 25,905円/年+68,295円/年=94,200円/年(約10万円)
年間に無駄となる電力量は約5,500万kWh、これは約1,600世帯に相当します。
試算例1および試算例2より、
□450kWの場合(手動ドレンバルブ微開 オリフィスφ4相当)
(1)エアーロス量
=インタークーラー圧縮空気排出量 + アフタークーラー圧縮空気排出量
=0.44m3/分 + 1.16m3/分 = 1.60m3/分
(2)エアーロス比率
=エアーロス量 ÷ 吐出空気量
=1.6m3/分 ÷ 80m3/分 = 0.02(2%)
(3)電力ロス量
=電動機出力 × エアロス比率
=450kW × 0.02 = 9kW
(4)年間電力ロス量
=電力ロス量 × 作動時間 × 概算対象電動機数
=9kW × 10時間/日 × 250日/年 ×2,000台 = 45,000,000kW/年 =4,500万kW/年 - ①
□200kWの場合(手動ドレンバルブ微開 オリフィスφ2相当)
(1)エアーロス量
=インタークーラー圧縮空気排出量 + アフタークーラー圧縮空気排出量
=0.11m3/分 + 0.29m3/分 = 0.4m3/分
(2)エアーロス比率
=エアーロス量 ÷ 吐出空気量
=0.4m3/分 ÷ 40m3/分 = 0.01(1%)
(3)電力ロス量
=電動機出力 × エアロス比率
=200kW × 0.01 = 2kW
(4)年間電力ロス量
=電力ロス量 × 作動時間 × 概算対象電動機数
=2kW × 10時間/日 × 250日/年 ×2,000台 = 10,000,000kW/年 =1,000万kW/年 - ②
年間総電力ロス量 = ① + ② = 4,500万kWh/年 + 1,000万kWh/年 = 5,500kWh/年
□1世帯あたりの消費量/年
1世帯あたりの消費量/年 = 日本人1人当たりの電力消費量/日 × 4人※1 × 365日/年
=23.35kWh/人日※2 × 4人 × 365日/年 = 34.091kWh/年
※1:1世帯あたり4人として算出
※2:Wikipedia「消費電力より」
□年間総電力ロス量 = ○○世帯分
年間総電力ロス量 = 年間総電力ロス量 ÷ 1世帯あたりの消費量/年
=5,500万kWh/年 ÷ 34.091kWh/世帯 ≒ 1,613世帯/年
取付例および標準付属部品
取付例 | |
標準付属部品 | |
入口側 Y型ストレーナ(Rc3/4)1個 出口側 |
取付時の配管方法
※ドレンを本体に流入しやすくするための配管方法です。必ず厳守してください。
- ドレン排出口にはRc1/2、Rc3/4、Rc1の場合があります。
- Rc1/2の場合、排出口以降の配管は3/4″の継手、3/4″フルボア型ボールバルブ、3/4″配管に変更して施工してください。
(高圧継手は内径は小さいため使用不可、内径φ16以上のもので配管) - Rc3/4の場合、すべて3/4継手、フルボア型ボールバルブ、配管で施工してください。径が小さくなるような配管はしないでください。
- Rc1の場合はRc3/4におとして②と同様に配管施工してください。
- Rc1/2の場合、排出口以降の配管は3/4″の継手、3/4″フルボア型ボールバルブ、3/4″配管に変更して施工してください。
- ドレン入口側への配管が必ず下り勾配になるようにエルボ等で調整してください。
本器は、水平な場所へ設置された場合、前面部が後面部より低く(1°の傾き)なるように設計されております。 - 付属部品のY型ストレーナ(Rc3/4″)は、必ず装着してください。
- 入口にユニオン(3/4″)を取付けますと、メンテナンスが容易になります。
- ドレン集合管にドレン排出出口を接続しますと、他のドレントラップが作動した時に逆圧がかかる場合がありますので、
逆止弁を取り付けてください。または、ドレン配管出口は大気開放になるようにご使用ください。 - 出口側のドレン排出管は付属のホースを使用することにより、メンテナンスが容易になります。
- ドレントラップにはバイパス回路を設けてください。(メンテナンスが容易になります。)
- クーラーがパッケージ内にある場合、ホース・継手等は3/4配管(ホース内径16mm以上)にして、下り勾配にしてください。
ウルトラドレックス550 仕様
品名 | ウルトラ ドレックス®550 | ||
---|---|---|---|
型式 | UDX550A-1 | UDX550A-2 | |
適用コンプレッサー | 150~550kW (目安) アフタークーラー、ドレンセパレータ、エアータンク、エアードライヤーのドレン抜き |
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電源電圧・周波数 | AC100V 50/60Hz | 単相AC200V 50/60Hz | |
定格電流 | 50Hz 0.067A / 60Hz 0.057A | 50Hz 0.034A / 60Hz 0.029A | |
最高使用圧力 | 1MPa | ||
ドレン入口口径 | Rc3/4 (均圧管口付 Rc3/8) | ||
ドレン出口口径 | Rc1/2 | ||
流体温度および使用温度範囲 | -20~50℃ (但し、ドレン水が凍結しないこと) |
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ドレン排出作動 | ドレンをセンサー室に呼び込むため、約1~2分(可変)毎に約1秒間弁が開き、ドレンを排出します。さらに、上限センサーまでドレンが溜まると、下限センサー位置までドレンを排出します。 | ||
ドレン呼込サイクル時間調整方法 | S側:約1分(夏季)・L側:約2分(冬季) 約1~2分(可変) | ||
ドレン排出能力 | 約17L/秒 (0.7MPa時) | ||
テストボタン | スイッチを押している時間だけ連続排出 | ||
外形寸法・質量 | 140(W) mm×316(D) mm×210.1(H) mm ・ 7.3kg | ||
警報外部出力 | ソリッド・ステ-ト・リレ-方式 DC48V以下、200mA以下 出力端子付 | ||
本体構造 | 防水・防塵(JIS C 4034 IP65相当) 屋外使用可能(浸水不可) | ||
標準付属部品 | 入口側 | Y型ストレーナ(Rc3/4) 1個 | |
出口側 | G1/2×500mm金具付耐圧・耐油ホース 1本 R1/2×G1/2ホースニップル 2個 |
排出能力
圧力\排出時間 | 排出量(清水)単位cc | ||
---|---|---|---|
1秒 | 10秒 | 25秒 (タイマーサイクル排出モード) |
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0.1MPa | 130 | 1,330 | 3,250 |
0.2MPa | 180 | 1,800 | 4,500 |
0.3MPa | 210 | 2,100 | 5,250 |
0.4MPa | 240 | 2,400 | 6,000 |
0.5MPa | 260 | 2,600 | 6,500 |
0.6MPa | 270 | 2,700 | 6,750 |
0.7MPa | 280 | 2,800 | 7,000 |
1 MPa | 330 | 3,300 | 8,250 |