技術情報

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2019/8/23

PSA(圧力交互切換吸着)方式 窒素ガス発生装置

PSA(圧力交互切換吸着)方式とは、分子篩カーボンという吸着剤(MSC)により、酸素と窒素の吸着速度差を利用して分離する方式のことです。 2本の吸着槽と窒素タンクから構成され、圧縮空気を一方の吸着槽に供給して吸着剤により酸素を吸着し、窒素ガスを取り出します。 吸着剤は時間が経過するに従って、酸素吸着能力が低下するため、最適のタイミングでもう一方の吸着槽に切り換えます。 この時、最初の吸着槽を大気に開放することで、吸着能力は再生します。 この動作を交互に繰り返すことで高純度の窒素を得られるのが特長です。

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2019/8/23

膜分離方式 窒素ガス発生装置

膜分離方式で使用されている膜(中空糸膜)は、圧縮空気を原料に、大気(窒素78.08%、酸素20.95%、アルゴン0.93%他)から各ガスの透過速度の違いを利用する方式で、膜の性能を最大限に引き出すため、中圧(1.2~1.4MPa)の圧縮空気を利用し、なおかつ外気温の変動が性能に影響しないように加温制御をして性能の安定を図っているのが特長です。 専用のコンプレッサー準備する場合が多いが、既存の工場エアー(0.5~0.7MPa)も利用することができます。

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2019/8/21

コンプレッサーは菌も運ぶ機械である。

大気中には様々な細菌が存在しているのはご存知のことと思いますが、 コンプレッサーによって生み出される圧縮空気にも細菌が存在するのではないかとの疑問を持ち、 1983年頃から、横浜市衛生研究所および神奈川県衛生研究所の強力を得て細菌の存在を確認しました。 調査結果では、圧縮空気中より一般細菌、カビ、酵母が検出されました。 ※なお、細菌数はコンプレッサーの設置場所によって異なります。

2019/8/23

冷凍式エアードライヤー・膜式エアードライヤー 空気単価比較

冷凍式エアードライヤー・膜式エアードライヤー 空気単価・ドレン発生有無の比較表 ※ドレンは、夏場では環境条件により出ることがあります。冬場では周囲温度が10℃以下になると出ます。 MD60型使用の場合 「エコ低露点クリーンエアー」は、クリーンエアーの12.2%増でドレンが出ません。 冷凍式エアードライヤー通過後 冷凍式エアードライヤー・膜式エアードライヤー通過後 膜式エアードライヤー型式 エアーの品質 ① ② ③ クリーンエアー エコ低露点クリーンエアー 超低露点クリーンエアー 露点温度(圧力 0.7MP ...

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2019/8/27

「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」への対応について

2015(平成27)年4月、「特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施に関する法律」が、「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」と名称を変更して施行されました。 法の趣旨 この法律は、代替フロンを含むフロンの環境へ負荷低減を図る目的で作られました。 概要:https://www.env.go.jp/earth/gaiyou.pdf 法の内容 ○ すべての「業務用のエアコン並びに冷凍機及び冷蔵機」(第一種特定製品)の管理者(所有者など)は、簡易定期点検(目視など)を四半期ごとに行わなければな ...

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