ドレン処理装置

ドレンデストロイヤーの特徴

ドレンの処理方法には「フィルター方式」「薬品方式」など多数ありますが、 高性能の吸着分解式コンプレッサー専用のドレン処理装置として開発されたドレンデストロイヤーは、特殊なフィルターだけで国が定めた水質汚濁防止法の油分濃度以下の排水基準値を持続的にクリアします。
イニシャルコスト、ランニングコストともに安価で、操作・保守が容易です。

  • 水質汚濁防止法の排水基準値:油分濃度(n-ヘキサン抽出物質含有量)を5mg/L以下に処理。納入実績は1~2mg/L
    地域による厳しい排水基準(3mg/L以下)も持続的にクリアする補助装置もラインアップしています)
  • LSD型とSD型はドレン分離槽を装備しています。
    ドレン分離槽は、浮上油とエマルジョンの分離装置を行う装置で、ドレン原液の油分濃度を低減させます。
    この独自の技術により、当社のドレン処理装置のフィルター槽の寿命は他社に比べて長く、ランニングコスト低減につながります。
  • すべての機種に清水確認槽を装備しており、処理水の確認ができます。
  • ドレン廃棄物処理費の大幅な経費削減ができます。

    経費削減例(75kWコンプレッサーの場合)

    廃棄物処理費 30円/L×170L/日×20日×12ヶ月=122万円/年 - ①

    装置ランニング費 約1.7円/L×170L/日×20日×12ヶ月=6.9万円/年 - ②

    ① - ② = 115.1万円 / 年
    経費削減  115.1万円/年 ÷ 2 = 57万円/年

    備考:

    • 170L/日は、夏場の1日(10時間)に出るドレン量です。年間平均はドレン係数「2」で割ってください。
    • 約1.7円/Lは、油分濃度100ppmの場合のドレン処理費用です。
  • フィルター槽の交換・リサイクルのシステムを採用しております。使用済みのフィルター槽は当社にて産廃処理しますので、お客様での産業廃棄物処理が不要です。
  • 環境対応製品ですので、ISO14001、エコアクションの認証取得に役立ちます。
  • PSD(PSD8Tを除く)、XSD、LSD、SD型は、ポンプや電気機器を使用せずに処理できます。

ドレンデストロイヤーご紹介動画

㈱フクハラ営業による
ドレンデストロイヤー
デモ紹介動画。

※仕様により動画終了後に関連画像が表示されます。

ドレン処理装置の選定

PSD型 型式 旧型式
(参考)
適用コンプレッサー 備考
スクリュー レシプロ
PSD8 8kW以下 5.5kW以下
PSD15 SD-8, SD11,
PSD11
15kW以下 11kW以下
PSD22 SD22 22kW以下 15kW以下
PSD8T トラップ搭載型 8kW以下
XSD型 XSD25 25kW以下 15kW以下
XSD50 50kW以下 30kW以下
XSD75 75kW以下 45kW以下
LSD型 LSD55C LSD55, LSD55A, LSD55B 55kW以下
LSD110C LSD110, LSD110A, LSD110B 110kW以下
LSD165C LSD165, LSD165A, LSD165B 165kW以下
SD型 SD37D D-15, SD30, SD37,  SD37A, SD37B 37kW以下 18kW以下
SD75C D-37, SD75, SD75A, SD75B 75kW以下 37kW以下
SD150C D-75, SD150, SD150A, SD150B 150kW以下 75kW以下
SD220C D-110, SD220, SD220A, SD220B 220kW以下 110kW以下
ADP型 ADP220-1 ADP-70 220kW以下 ドレン分離槽と清水確認槽は別途必要です
ADP440-1 ADP-120 440kW以下
ADP660-1 ADP-200 660kW以下
ADPL880-1 ADPL-310 880kW以下
ADPL1100-1 ADPL-380 1100kW以下

ドレン処理装置/選定フロー

PSD型 XSD型 LSD型 SD型 ADP型 ADP型

ドレン処理装置と組み合わせるドレントラップ

ドレンデストロイヤーをお使いの際はドレントラップが必要となりますが、適するドレントラップは、ドレンデストロイヤーの型やお客様のエアーラインでお使いの各機器状況により異なります。
下記の表を参考に選定してください。不明な点はお問合せください。

ドレンデストロイヤー型式 シングルトラップ ダブルトラップ オートエアートラップ 電子トラップ 電子トラップⅡ スーパートラップ ウルトラトラップ
PSD型 ×
XSD型 × × ×
LSD型
SD型
ADP型

◎:必ずどれか1つが必要です。
○:使用可能です。
△:条件によっては使用可能です。
×:使用できません。

備考:PSD8T型にはドレントラップが搭載されているので、ドレントラップの選定対象外です。

ドレン処理装置の参考配管

SD型 LSD型 参考配管フロー エアータンクがある場合 その1

参考配管1

  • 電磁式ドレントラップが最低1台必要です。
  • ドレン集合配管(15A推奨)上流側に電磁式ドレントラップを接続し、下流側をドレンデストロイヤーの入口に接続してください。
    (エアータンクに電磁式ドレントラップを取り付けてください。)
    (ドライヤー、エアーフィルターにはドレン集合配管前に逆止弁を設けてください。)

SD型 LSD型 参考配管フロー エアータンクがある場合 その2

参考配管1

  • 電磁式ドレントラップが最低1台必要です。
  • ドレン集合配管(15A推奨)上流側に電磁式ドレントラップを接続し、下流側をドレンデストロイヤーの入口に接続してください。
    (エアータンクに電磁式ドレントラップを取り付けてください。)
    (ドライヤー、エアーフィルターにはドレン集合配管前に逆止弁を設けてください。)

SD型 LSD型 参考配管フロー エアータンクが無い場合

参考配管1

  • 電磁式ドレントラップが最低1台必要です。
    コンプレッサー1台が常時運転している場合は、常時運転しているコンプレッサー側に電磁式ドレントラップを取り付けてください。
    (2台交互運転の場合は、各コンプレッサーに1台ずつ取り付けてください。また接続の際はバイパス回路を組むことを推奨します。)
  • ドレン集合配管(15A推奨)上流側に電磁式ドレントラップを接続し、下流側をドレンデストロイヤーの入口に接続してください。 (ドライヤー、エアーフィルターにはドレン集合配管前に逆止弁を設けてください。)

PSD型 参考配管フロー

参考配管1

  • 自動運転する場合は、電子トラップⅡが最低1台必要となります。
    (上流側に電子トラップⅡを接続し、下流側をドレンデストロイヤーの入口に接続してください。)
    (ドライヤー、エアーフィルターにはドレン集合配管前に逆止弁を設けてください。)
  • 手動処理をする場合は、ドレンをバケツに受け、P18型分離槽上部から流し込んでください。

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