はじめに
1981年、株式会社フクハラは業界初の油水分離装置「ドレンデストロイヤー」を開発し、
以来、ドレン処理の先駆者として産業界に貢献してきました。
そして今、企業の使命は変化しています。2050年カーボンニュートラルの実現が
求められる中、当社はCO₂排出の削減だけでなく、大気中にすでに存在するCO₂を回収する
ことこそが重要であると考えています。
産業革命以降、人類は豊かさを得る一方で、膨大なCO₂を排出し続けてきました。
現在の大気中のCO₂濃度は420ppmに達し、気候変動の大きな原因となっています。
これを産業革命前の安定した水準である250ppmに戻すには、約1.7兆トンのCO₂回収が
必要です。
ドレン処理のパイオニアから、地球環境を守る担い手へ。
フクハラは未来のために、志を持って一歩を踏み出します。
Ⅰ. 環境経営理念
私たちは「持続可能な未来を共創する」ことを企業の使命とし、美しい地球環境の保全と
経済の調和ある発展を目指します。
気候変動や資源枯渇といった地球規模の課題に真正面から向き合い、環境に配慮した経営を
通じて、社会と次世代に貢献することを誓います。
Ⅱ.基本方針
株式会社フクハラは、より良好な地球環境の実現を目指し、環境関連機器ならびに省エネルギ
ー製品の開発・製造・販売を推進しております。 この考えに基づき、地球環境の保全を経営上の重要課題と位置づけ、企業活動のあらゆる側面において環境への配慮を組み込み、環境汚染の予防に努めてまいります。
あわせて、これらの取り組みをコスト削減および企業規模の拡大に資する機会ととらえ、社会の持続的発展に寄与すべく努めてまいります。
その実現に向け、以下の方針を定め、環境経営システムの継続的な推進と、必要に応じた見直しを行ってまいります。
Ⅲ.環境経営方針
(1) 環境経営システムの継続的改善
企業活動および製品・サービスによる環境への影響を的確に評価し、技術的・経済的に可能な範囲で優先順位を定め、環境パフォーマンスの継続的な向上を図ります。
(2) 法令遵守と社会的責任の遂行
環境関連法令の遵守はもとより、横浜市脱炭素取組宣言に基づく具体的な施策を強化することにより、企業としての社会的責任を的確に果たしてまいります。
(3) 重点的な環境取組事項
以下の重点領域において、環境負荷の低減と持続可能な事業運営の両立を推進します。
① 環境関連機器・省エネ製品・CO₂回収装置の開発と市場拡大
② 二酸化炭素排出量、エネルギー・資源消費量(電気・化石燃料・水等)、廃棄物量の削減
③ 化学物質の使用量の削減および適正な管理
④ グリーン購入の推進
(4) 人材育成と地域社会との連携
全社員の環境意識を高めるとともに、地域社会とのパートナーシップを強化し、共に持続可能な
社会づくりを進めます。
(5) 情報開示と透明性の確保
本方針は全社員に周知徹底し、当社ウェブサイトを通じて社外にも積極的に公開します。