エアーコンプレッサーの浮上油を作り、ドレン水の油分濃度を下げる装置です。
浮上油製造装置の特長
エアーコンプレッサーのドレン水の液中に浮遊する分散油、エマルジョン水、固形物、スカムなどに超微細な気泡を付着、浮上させてドレン水の油分濃度を低減させます。
さらに、別付ドレンデストロイヤーにて油分濃度を5ppmにし、油吸着槽の寿命を延ばします。
また浮上してきた浮上油は、別付装置にて自動的に回収します。
浮上油製造装置の仕様
目的 | 前処理で油分濃度を低減 |
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型式 | FP100A-1 |
電源電圧 | AC100V |
定格電流 | 6.4A/50Hz 7A/60Hz |
モーター出力(注1) | 0.65kW |
設定吐出圧力 | 現場にて0.35MPaに設定 使用圧力範囲0.2~0.35MPa |
目的 | 現場にて1.5L/minに設定 使用圧力範囲 1~2L/min |
圧力スイッチ | 吐出圧力0.6MPaに設定 ※0.6MPaで自動停止します。 |
使用周囲温度 | 2~40℃(ただし、液体が凍結しないこと) |
入口・出口口径 | Rc3/4 |
外形寸法 | 幅480mm×奥行447mm×高さ1,100mm |
質量 | 50kg |
塗装色 | 若草色(マンセル値 7.5GY5/4.5) |
(注1)自動運転(ON/OFFの時間、曜日設定)を希望される方は別途お申し込みください。
浮上油製造装置の運転方法
●吐出圧力の設定
- 装置本体の入口、出口、分離槽側の入口、出口バルブを全開にしてください。
- 元電源スイッチを入れて電源ランプ(白)をセレクトスイッチ「入」側にして運転ランプ(緑)が点灯し、ポンプが起動するか確認してください。
- ポンプが起動したら、そのまま約10秒以上廻してから分離槽側の「気泡入口バルブ」をゆっくり閉めて「吐出圧力計」が0.35MPaになるように調整してください。
ご注意
バルブを急に閉めますと圧力が急激に上がるため、ゆっくり閉めて0.4MPa以上には設定しないでください。
●吸込み空気量の設定
1. 流量計のダイヤルにて1.5L/minに設定してください。
浮上油製造装置の使用例
システム例① | システム例② |
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ドレン分離槽やドレン処理装置などと組み合わせて使用します。