ドレン水を総合排水処理装置で処理されている事業所様へ
本装置は、エアーコンプレッサーのドレンをマイクロバブルによって、油分濃度を大幅に下げて、総合排水処理装置にかかる負担を軽減し、メンテナンス費用を大幅に削減する装置です。なお、マイクロバブルによって浮上した油は、回収装置によって自動的に回収されます。
油分濃度低減装置の特長
- 微細な気泡をドレン分離槽内で発生させ効率よく油を浮上させることによって、浮上油はほとんど除去されて総合排水装置内に
流入します。 - 処理後の油分濃度は処理前の油分濃度と比較して1/2~1/5位まで低減されます。
- 総合排水処理装置へ排水する前に処理水の確認をすることを目的とした浮上油確認槽が装備されています。
油分濃度低減装置の仕様
適用 コンプレッサー 総出力 |
油分濃度低減 装置型式 |
システム構成 | 空重量 (kg) | ||
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スーパースキーマー付 分離槽型式(容量) |
浮上油製造装置 型式(電源) |
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220kW以下 | GD220-1(AC100V) | DST-B125-1S (125L) | AC100V 50/60Hz |
FP100A-1 (AC100V) (50/60Hz) |
約110 |
440kW以下 | GD440-1(AC100V) | DST-B250-1S (250L) | 約140 | ||
880kW以下 | GD880-1(AC100V) | DST-B500F-1S (500L) | 約220 | ||
1,300kW以下 | GD1300-1(AC100V) | DST-B1300F-1S (1,300L) | 約410 |
油分濃度低減装置の構造

気泡入口バルブは必ずゲートバルブを装備してください。ボールバルブ、ニードルバルブ、グローバルブ等は気泡発生の調整がしにくいのでご使用を避けてください。
油分濃度低減装置のフロー図
油分濃度低減装置の回収油分量算出例
(A) 年間平均油分濃度からの算出例 | (B) 年間平均消費量からの算出例 | |
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条件 | 適用コンプレッサー総出力数 880kW | |
年間ドレン量:196m3 (稼働時間:250日/年、10時間/日 負荷率:0.8) | ||
・年間平均油分濃度:300ppm ・導入後の油分濃度: 60ppm |
75kw ・吐出空気量:744m3/h 油消費量:4cm3/h 75kw×12台 (880kW相当) |
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油回収量は: 196cm3/年×240g/m3 (ppm)=47,040g=47kg/年 |
年間油消費量は 4cm3/h・台×12台×2500h/年×0.8≒96,000g=96kg/年 油消費量50%がドレンに含まれると仮定すると48kg/年となります。 |
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油分濃度低減装置を導入前は約47kg分の油分が総合排水処理装置内に付着もしくは処理対象でした。 |
油消費量の一例 150kW:5cm3/h 75kW:4cm3/h 55kW:2.2cm3/h 37kW:1.9cm3/h